補聴器ジプシーになっていませんか?

雨が止んで、少し暖かくなってるような気がします。

鍋の季節もソロソロ終わりそうですね。

平野区から、こんばんわ。中尾です。オジサンです。

補聴器を販売していると、残念ながら使用をしなくなったり、ご来店いただけなくなったりする方がおられます。

そんな時はいつも猛省しています。

もっと負担を感じずに使ってもらう方法がなかったのだろうかとか、

過度な期待をもたせてしまったのではないかとか、考えたらキリがないですが

せっかく補聴器をしてみたいと思って、ご購入してもらったのにタンスの肥やしになっている状態にしてしまったのは少なからず販売する側にも責任があります。


ただ、そんな中で補聴器をするのを辞めてしまったわけではなく、補聴器店を移っては新しい補聴器を購入したり、通販で補聴器や集音器を購入したりして、何台も購入してしまってる方がおられます。

当店に来ていただいてる方も、しばらくお顔を拝見してなかった方がご来店する度に違う補聴器を持ってこられる方がおられます。

話しをお伺いすると、補聴器が合わないから買っていってるとのこと。

補聴器は調整が必要で、じっくり取り組まないとその音にも慣れていかないし、お金も無駄になります。


そして、そういったことを繰り返している方の特徴で、当店調べになってしまいますが、けっこうな確率で某補聴器店で必要のない高価な補聴器を買わされています。

主訴とかけ離れた不必要な高価な補聴器を買ったからといって、効果が出るわけありません。

たしかに高価な補聴器はたくさん機能がついているので、やれることは多いですが、本人にとって不必要な機能なら無駄なんです。

ご本人さんが納得しているならいいんですが、大抵の場合、不満や愚痴をこぼされます。

ま、ひょっとしたら当店のことも他の店で言われてるのかもしれませんが。。。


自分に合った補聴器を求めるあまり、次々と補聴器を買って、補聴器ジプシーにならないためにも、一つのお店でじっくり向き合ってもらいたいと思います。

そのためにも補聴器を販売する上で、しっかり主訴を聞いて、それをちゃんと解決できるように努めて、またその方から信用もしてもらって、かかりつけ医みたいにずっと通ってもらえるようにしないといけないなと、こういった方がご来店される度に思います。


補聴器は聴くということを手助けする機械ですが、聴こえというのは感覚なので、ご本人さんにしかわかりません。

客観的に評価があがっていたとしても、主観的に満足されていなかったらダメになってしまうので、いかにご本人の気持ちによりそえるか。

ご本人さんにいかに困っている訴えを全て聞くことができるか。

どこまでの満足を提供することができているのか。100%できているのか。

そこが出来ていないと、補聴器ジプシーを育ててしまうんでしょうね。。。

一人でも減らして、満足のいく補聴器を提供できるようにしなきゃ。。。


メガネと補聴器の中尾

大阪市平野区で1969年創業。当店に訪れる方に笑顔を届けて、一緒にメガネライフ・補聴器ライフを楽しめたらと願っています!

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