一気に読み終えました!
iPadにデータを追加したら、今まで入れていたデータが全部消えました。。。
もっと簡単にデータ追加できんのかいっ!初心者にも優しくね。。。
平野区から、こんばんわ。中尾です。オジサンです。
先日新発刊した、こちらの本。
福井県で増永五左衛門がメガネの生産を最初に開始したのが福井県麻生津村生野。
(現在の福井県生野町です。)
なぜ、この場所で生産が始まったのか。
二人の兄弟が起こした新規事業への挑戦。
小説ですが、実録に近いものがあります。
物語に一気に引き込まれて、最後まで読んでしまいました。
自分はこの本を読んで、この業界に産まれ育ってよかったと思うと同時に、もっと小さい頃から触れておけばよかったなと思いました。
そして、自分に出来ることはなんだろうと問いかけています。
この道を選んだからには、絶え間ない努力を惜しまないようにしたいですね。
モノがあふれている現代では、100円ショップで既成老眼鏡が売られている時代ですが、
いかに日本のものづくりへのこだわりが詰まった本になっています。
先人達の切磋琢磨があって、メガネが普及し、そして価格競争に陥り、どんどんメガネの価格が下がっていきました。
ですが、メガネは昔から「半医半商」という言葉があります。
半分医者の分野で、半分商いの分野という意味です。
メガネは視力の補正道具です。
最近はファッションとしてのアイテムとして認知もされてきていますが、それでも視るということに重きを置いたほうがいいと思っています。
日頃はコンタクトで、メガネは家にいる間しか掛けないからといって、何年も調整をしていないで曲がったままのメガネ。
見えたらええねんって言って、安直にメガネを選らんだり、
SNSとか見ていると、かなりの確率でメガネがずれたまま掛けていたり、
こちらの情報発信が少なくて、中々わかってもらえていない部分でもありますが、
これらはみんな、掛け続けることによって目に負担をかけています。
ちゃんと定期的に調整をして、快適なメガネを使って欲しいもんです。
どんな気持ちで、メガネを作っているのか。
この本は業界の人にもオススメですが、
是非メガネを掛けている方にも読んで欲しい本です。
最後に、ネタバレになる部分ですが、
私が読んで好きな部分が4箇所ありますので、そこを抜粋しておきます。
この4箇所がメガネに携わる人々の気持ちだと信じて。。。
「おしょりん」より抜粋
----- めがねという道具はただの商品ではない。人の体の一部となり、生活をともにするものに違いない。
----- 「商売は善悪でするもんやない。損得でするんです」幸八はそう五左衛門に教えながら、「ほやけどな兄さん、最後の最後は心ある人間が手懸ける商いだけが生き残るんや」
----- めがねはただの道具やないんや。めがねは人生を変えるかけがえのないもんやったんやわ。わしはそんな大事な品を、毎日毎日作らせてもろうてるんやざ
----- 作る側は何千枚でも、買うほうは生涯たったひとつのめがねかもしれない。手に渡った人を裏切ってはならない。
これを読んで、
メガネというものをキチンと見直すキッカケになれば。。。
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